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  トスカーナの休日  


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ダイアン・レイン主演の映画『トスカーナの休日』。
まるで絵画のようなぬくもりある映像美を存分に味わえるのがこの映画。
イタリア・トスカーナ地方の美しい自然、飾らない人々との交流や、家族愛、そして新しい恋…離婚の痛手を負った主人公の『心の再生』を描くこの映画、心がかさついているときに、ふと観たくなる…私にとってはそんな映画だ。

フランシス(ダイアン・レイン)はアメリカ・サンフランシスコで暮らす作家。
離婚をしたばかりで落ち込むフランシスに友人パティ(サンドラ・オー)が“イタリア・トスカーナの旅”のチケットをプレゼントする。
「ありがたいけど、よすわ」と最初二の足を踏んでいたフランシスだが、過去を吹っ切りたい一心でトスカーナへの旅へ出発する。

冒頭のアメリカでのシーンは、ささくれたフランシスの心を映すかのように、味気ない街角や雑踏が登場する。
フランシスがなぜイタリア・トスカーナの美しさに魅せられたのかがわかる撮り方をしているようにも思う。

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トスカーナに旅立ったフランシスは大きな大きな出会いを果たす。
“ブラマソーレ(太陽に焦がれる者)”という名を持つ築300年の家だ。
フランシスは思わず衝動買いをしてしまう。
こうしてトスカーナに強く魅せられたフランシスはイタリアへ移住することとなった。
築300年の荒れ果てた家との出会い、そして家の修復を手伝ってくれたあたたかいポーランド人たちとの交流、ユニークな隣人たち…どんどんトスカーナの地に溶け込んでゆくフランシスは、折れた羽根を元通りにするべく、自分の人生も立ち直らせていく。

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もうひとりの主役である築300年の家“ブラマソーレ”。
フランシスとともにどんどん息を吹き返していくこの家がとってもステキ。
この家でフランシスがみんなにイタリア料理を振舞うシーンがとても好きだ。
トスカーナの明るい日差しの中、テーブルの上に並ぶ料理たちも、囲む人々も、本当にキラキラしている。
イタリア的スローなライフスタイルは、観ている私たちの心も癒してくれる。

「トスカーナの休日」
「トスカーナの休日」公式HP
by fonda127 | 2006-09-21 00:28 | 映画 ▲Top
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