善き人のためのソナタ  

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泣きました・・・。
ひさしぶりに泣きました。

■あらすじ■
1984年、ベルリンの壁が崩壊する前の監視国家東ドイツ。
国家保安局シュタージのヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は劇作家のゲオルク・ドライマン(セバスチャン・コッホ)が反体制である証拠を見つけ出そうとし、彼の家に盗聴器を仕掛ける。
しかし監視中、ドライマンが弾く「善き人のためのソナタ」を聴いた彼に変化があらわれる。
他人の生活に触れた彼の心の変化とは・・・

ヴィースラー大尉を演じたウルリッヒ・ミューエ、どこかで見たことのあるお顔・・・はて?

「ファニーゲーム」のお父ちゃん!?

そうだったんだ・・・。
よかった。こんな血の通った映画にも出ていたんだ・・・。あたしゃ、うれしいよ。
「ファニーゲーム」なんざ、血も涙もありませんから・・・。(好きですけど・・・)

このおじちゃん、最初はただの冷徹な国家保安局のかたぶつオヤジなんだけど、
だんだんといいおじちゃんになってくるのだ。

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このおじちゃんの私生活なんですが、まっこと孤独でこのへんから目頭がツーンと熱くなってきました。
忘れてた。
私は孤独なおじちゃんに弱いのだ。

家族はいなくてひとり暮らし。
殺風景な部屋。
家に帰って自炊するおじちゃん。
ごはんの上にケチャップかけただけ?みたいな食事。

愛ある生活を送る盗聴先のドライマンに刺激されて娼婦を呼ぶおじちゃん。
おじちゃんデブ専ですか?
ふっくらとした女性の胸に顔をうずめるおじちゃん。

「もう少し一緒にいてくれ」
「30分後に次のお客なの。次は長めに予約して」

・・・。

おじちゃんだってきっと愛のある生活を夢みてきたのでしょう・・・。


b0093261_17132732.jpgついに国家に背いてしまったおじちゃん。
地下室で手紙を開ける仕事になってしまいました・・・。
(おじちゃんの後ろにいる若者、食堂で部長の悪口言ってた人だ。やっぱりこんな地下室で仕事させられてたんだ・・・)


b0093261_17134818.jpgラストの本屋さんでのおじちゃんの晴れやかな表情。
自分の心に忠実だったおじちゃん。
いい顔してます。


おじちゃんがどんなふうに心の変化を遂げたのか、ちょっとわかりにくかったけど、
ドライマンの血肉の通った愛ある生活、会話、音楽・・・いろんなものに心を揺さぶられたんだろう。
国家に忠実に、完璧な仕事をし、自分の今の生活に満足していたはずのおじちゃん。
でも、劇場でドライマンを見た瞬間・・・きっとうらやましかったんだと思う。


もうひとつ。
吹替で見たのですが、ドライマンの声優さん誰かな~と映画を見終わってからチェック。

ミスター・テンガロンハット、萩原流行・・・

おかげで2回目見たときはドライマンのハンサムな顔が萩原流行さんに見えてちょっとへんな気持ちになりました・・・。

「善き人のためのソナタ」
「善き人のためのソナタ」公式HP
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by fonda127 | 2008-02-01 17:25 | 映画 ▲Top
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