過去のない男  


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キャッチフレーズは、
「人生は前にしか進まない」

蟹江敬三と岸田今日子の大人の恋
なにかとうるさい警察官に加納典明
そして救世軍の歌姫に淡谷のり子
・・・こんなかんじのキャスティングです(あくまでもフィンランド映画です)

■あらすじ■
夜行列車に乗ってヘルシンキへとやって来た謎の男。しかしヘルシンキに着くやいなや暴漢に襲われ、そのショックで全ての記憶を失ってしまう。この名前さえ知らない男はコンテナで暮らす人々や、救世軍の女イルマと出会い、また"新たな人生"を踏み出そうとするが・・・

大好きです、この映画。
音楽もすばらしすぎる。
コンテナで暮らす「過去のない男」は捨てられていたジュークボックスを拾ってきます。
そこから流れる音楽や、救世軍バンドが奏でる音楽のなんともメロディアスな旋律。

好きなセリフがあって、電気を通してくれた電気屋さんに「過去のない男」が、
「なにかお礼がしたいんだが」と言う。
すると電気屋さんが

「オレがうつぶせで死んでたら、あおむけにしてくれ」

いつか使ってみたいセリフ、いまのところナンバーワンです。

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「過去のない男」は救世軍のイルマと出会い、ふたりは惹かれあいます。
「目になにかついてるよ」と言いながらイルマにチュっとキスをする「過去のない男」。
照れるふたり・・・。

くおぉぉぉぉぉぉ.............

なんとも純で大人な恋愛にくすぐったすぎてのたうちまわってしまいそうです。
なにしろ表情のないふたりなので(というか登場人物みなさん無表情)、その奥の見え隠れする抑えた気持ちにキュンとしてしまう。
映画後半で「過去のない男」が結婚していたという事実が判明し、とりあえず妻のもとに帰ることになるのですが、そのときのイルマのセリフ・・・

「忘れないわ。はじめて好きになった人だもの・・・」

本当ですか?イルマさん。
恋に年齢は関係ないんですね・・・・いやあ、しっぶいふたりです。
とにかく多くを語らない登場人物たちのセリフ。時におかしく、たまに詩的で、そして現実的。
それでいてすごく前向きな人たちに心癒されます。

人生は前にしか進まない。
過ぎ去った「過去」はいっそのこと手放してしまえばいい。


人生につまづいたときに見てください。
いい映画です。

「過去のない男」
「過去のない男」公式HP
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by fonda127 | 2007-12-05 22:08 | 映画 ▲Top
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