ストレイト・ストーリー  


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とっとっとっとっとっとっとっとっと・・・・・


■ほのぼのあらすじ■
長い間仲違いしていた病気の兄に会うため、トラクターで旅に出るおじいちゃんのお話

リンチはん・・・こんな映画・・・・撮れるんだ・・・・・

デビッド・リンチ監督といえば、ホラーじゃないのにホラー映画よりもある意味恐ろしい映画を撮る監督さん。

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「その芝生に落ちてないですか?」


とか、

「ああ、これはきっとこの人の“夢の話”なんだろうな・・・」


とか、気にしなくていいなんて・・・なんてラクなの・・・・


やればできるじゃん、リンチはん!

でも、「リンチが撮ってるんだな」って思いながら見ると、なんとなくですが「リンチ節」を発見したりして、うれしいんですよね、コレが。
昔、マイケル・ジャクソンの「デンジャラス」という曲のほんの短いPVをリンチはんが撮ったときも、
「ああ、リンチはんだ・・・」と妙に高揚したときの気持ちを思い出しました。

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ロードムービー大好物なのですが、この映画も心温まるロードムービーです。
ゆっくり・・・ゆっくり・・・時間が流れます。
時間がゆっくり流れているのがわかる・・・そんな撮り方です。
このおじいちゃん(リチャード・ファーンズワース)見てると、

「ああ、私もこんなじいさんになりたい!」(女ですが)

・・・とちょっと思いました。ステキでナイスなじいさんです。

このおじいちゃんに若者が問いかけるんです。
「老いて一番嫌なことは?」と。
すると、おじいちゃん
「若かった頃の自分を忘れられないこと」
と答えるのです。
心にズシリときました。

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このおじいちゃんの娘さん役でシシー・スペイセクが出ていたりします。
おじいちゃんと娘さんの関係もすごくほどよい距離感で、好きです。


デビッド・リンチという監督は物語の辻褄あわせや整合性よりも、頭に描いた映像そのままを映画にしてしまう、そしてそれがまかり通るという稀有な監督さんだと私なんかは思います。

「ロスト・ハイウェイ」「ストレイト・ストーリー」「マルホランド・ドライブ」
・・・すべて「道」がテーマなのだけど、「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」の「難解さ」、「現実からの逃避」、「ストレイト・ストーリー」の「明快さ」、「地に足がついている感」・・・真逆のようだけど、デビッド・リンチという監督の根底にあるテーマは同じなのかな・・・と思ったりした。だって「真逆」ということは「線がある」「つながっている」ということなんだもん。

リンチの映画を見終わったあとの「わけがわからない」も、
この映画みたいに「なんて泣ける映画なんだ・・・」も、
“現実の厳しさ”をほんの少し緩和してくれる麻薬のような音楽に濡れる映像美で魅せてくれるその世界観。それがリンチワールドなんだなあ~~
・・・と、何を書いているのかわからなくなる・・・それがまたリンチだから、なのだ。

「ストレイト・ストーリー」
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by fonda127 | 2007-11-26 21:57 | 映画 ▲Top
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