ユナイテッド93  


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予備知識まったくのゼロで鑑賞しました。
まずニコラス・ケイジが出てこないことに戸惑い、
始まって36分くらいで2機目がワールドトレードセンターに突入して爆発炎上しているので、ああその飛行機じゃないんだ・・・と思い、
次にペンタゴンも炎上しているので、それも違う・・・はて・・・?
「ユナイテッド93」っていったいなに??
「アメリカ同時多発テロ事件」でユナイテッド航空とアメリカン航空がハイジャックされたのは知っていたけど、どの便がどうだったのか、その事実を知らないままの鑑賞です。

「ユナイテッド93」とはなんなのか・・・
アメリカ同時多発テロで唯一、ハイジャックされた旅客機でその目的を達成せずに墜落炎上した飛行機なのです。
その目標はホワイトハウスだったのか、キャンプデーヴィッドだったのか・・・いろいろ言われています。

映画は最初から最後まで一貫としたドキュメンタリータッチで描かれています。
ちょっとお金のかかっている「アンビリーバボー」もしくは「仰天ニュース」みたい。
静けさに満ちていて、温度の低い映画です。
ヒーローも誰もおらず、無名の役者たちを使い、管制塔のシーンではas himselfとして現実にその場にいた人を使ったりしてます。
なので、パニック映画でお決まりの、
いらいらさせる人物がいない。
つまらない乗客同士のいざこざもありません。
なにしろ乗っていた人は全員亡くなっているので、いったいどうやって再現したのかというと、
極限状態の飛行機の中から家族や恋人にあてた電話の内容、コクピットでのボイスレコーダー・・・これらを脚色してこの映画は作られたと思われます。
すべての遺族の了解を得ており、管制塔での緊迫したやりとりや、実際に使われていたCNNの実況映像・・・リアルです。本当にリアル。

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ラスト、乗客たちは一致団結してテロリストたちに立ち向かっていきます。
アクション映画のテロリストとはちがい、この映画のテロリストは銃を持っていないし、腰に巻きつけた自爆テロ風味満載の爆弾はニセモノだし、呪文のようになにかをボソボソとつぶやいていたり・・・。
特に主犯格の男は精神的弱さが露呈していて、ここぞという場面で本当にダメな普通の男。
そう、その普通っぽさがリアルなのです。
なので乗客たちは「俺たちが団結すればどうにかなる。操縦桿を奪ってやる!」と立ち上がるのですが・・・

特典映像に遺族たちへのインタビューが入ってました。
・・・みなさん、再婚とかしてるんですよね。そんなところもリアルですよ、ホント。

「ユナイテッド93」
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by fonda127 | 2007-11-16 17:09 | 映画 ▲Top
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