ベニーズ・ビデオ  


ハネケたん映画鑑賞もこれで3作目となりました。
幾分か「耐性」というか「免疫」というか、ある程度の「心構え」みたいなものが自分自身に備わってきているような気がします。

でも、ホント・・・ハネケたんの映画は中毒性があります。
たまに違う映画でワンクッションおきながら、ねemoticon-0152-heart.gif

・・・で、今日見た「ベニーズ・ビデオ」すなわち「ベニーという少年のビデオ」なのですが※ネタバレあります


ブタちゃんがあぁぁぁぁ・・・・・・


ハネケたんの映画はオープニングが掟破り!!


これ、動物愛護団体うんぬんとかからクレームはなかったのでしょうか・・・大丈夫なのか!?
ひどすぎるよおぉぉぉ・・・・とか言いながら今日豚肉食べてしまった自分・・・

主人公であるベニー少年、どこかで見たことあるお顔・・・?と思っていたら、「ファニーゲーム」に出てた「ファニーなアイツ」じゃありませんか!!
ハネケたんはよっぽどこのヒトに惚れこんだんだな・・・

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落武者みたいだ・・・


ベニー少年は死んでいるのか生きているのかわからないくらい無気力な少年・・・そして“映像おたく”。
今日も足しげく「レンタルビデオ店」に通い、そこである少女に出会う。

おいおい、ベニーちゃん、ナーオンをパーナンして(訳:女の子をナンパして)、もう自分ちに連れこんじゃったよお・・・

部屋に連れこんだはいいけど、特にエッチなことするわけでもなく、会話も弾まないまま、自慢のビデオを見せるだけ、というとっても不健康なベニーちゃん。

さあ、きたよきたよ・・・ハネケたんご自慢の不穏で不吉な空気が・・・

ベニーちゃんはこの少女を殺してしまうんですが、ハネケたんは

「見せない天才」 ですね。(だったらブタちゃんも・・・ブツブツブツ・・・)

そして画面の外から聞こえてくる悲痛な悲鳴・・・

リアルな殺人ってこんなかんじなんだろうな・・・と想像力が鍛えられますね、ハネケ映画は(前向き)。


ちょっとブレイク(こんなシーンもありました)
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少女を殺してしまったことがお父ちゃんお母ちゃんにばれてしまいました。
それにしても・・・

この親にしてこの子ありき
育った環境って本当に大事なんですね・・・。

お父ちゃんお母ちゃんは「とってもナチュラルな隠蔽工作会議」を開始。
ちなみにこのお父ちゃんの役者さん、「ファニーゲーム」で“使えないお父さん”役だった人です。

「少女の遺体を細かく切り刻んで水洗トイレで流す」って、アンタアンタ

どんだけ大変だと思ってんねん!!

このお父ちゃん、ベニーが頭剃りあげて帰宅したときのほうがよっぽど怒ってました・・・。

丸坊主はダメで、殺人はいいんだね・・・

「倫理観」よりも「体裁」を重んじるお父ちゃんとお母ちゃんなんですよね。
お父ちゃんが松岡修造だったらどうなっていたんだろうな・・・。


・・・人間の気持ちの温度なんて、実際は凍えそうなくらい冷たいものなのかもしれない。
冷たくて、そして乾いてる。
ベニー少年なんて、「映像」でしか心を映すことができない。巻き戻したり、コマ送りしながら。
自分の言葉よりも雄弁な「映像世界」はあまりにもリアルで痛々しいなあ。

ハネケたん映画、慣れてきたけど、やっぱり疲れます。
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by fonda127 | 2007-10-19 22:15 | 映画 ▲Top
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