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  リトル・ミス・サンシャイン  


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年末にアメリカ・アリゾナ州へ行った帰りの飛行機の中でこの映画が上映されており、

つい、3回も観てしまった…

それくらい、この映画はイイ!とにかくイイ!!

■あらすじ■
美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査に繰り上げで通過したぽっちゃり気味の少女・オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)のために、あらゆる問題を抱えた、いわば負け犬家族が黄色のフォルクスワーゲン・ミニバスに乗って、アリゾナからカリフォルニアの会場まで連れて行くその道中を描いた珍道コメディ映画。
まず子役のアビゲイル・ブレスリンがかわゆい!
ポスト・ダコタ・ファニングだなんて言われているけど、ダコタ・ファニングとはちょっとタイプが違う。子どもらしい子役だ。
ファットスーツにぽっこりおなかがたまらない。
美少女コンテストではおじいちゃん(アラン・アーキン)から伝授されたお下品お下劣ダンスをM.C.ハマーの大ヒット曲遣唐使です!!じゃなくて、U Can't Touch Thisに合わせて踊るその姿がもうSO CUTE!!!

あとこの映画の「陰の主役」である黄色いフォルクスワーゲン・ミニバスのオンボロっぷりが笑える。
クラッチが壊れてしまい、家族全員で押しながらスタートしその後走って飛び乗るわ、ドアははずれるわ、旅の終盤では無理やり割り込んできた車にクラクションで応戦したら、そこからクラクションが鳴り止まない!!
周りの車からは大ヒンシュク。
おまわりさんに止められてしまうし、ホント、悲しいくらいのポンコツっぷりがいいぞワーゲン!!

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「家族の再生」を描くこの映画は、家族ひとりひとりのおかしすぎるダメダメ個性がきちんとわかりやすく描かれている。

ぽっこりおなかのオリーヴの父でありフーヴァー一家の主であるお父さんのリチャード(グレッグ・キニア)は「人間には2種類ある。
“勝ち組”か“負け犬”かだ」という独自の成功論を振りかざすちょっとめんどうくさいお父さん。
お母さんのシェリル(トニー・コレット)はなんとか家族をひとつにまとめようと孤軍奮闘。
だんなであるリチャードにうんざりしている。
おじいちゃんのグランパ(アラン・アーキン)はヘロイン中毒でやりたい放題いいたい放題。
「たくさんの女とヤレ!!」と孫に発破かける色ボケじいさん。
おにいちゃんのドウェーン(ポール・ダノ)はパイロット志願で、その夢が叶うまで誰とも口をきかないという「沈黙の誓い」をたてる。
お母さんの兄であるフランク(スティーブ・カレル)はゲイ。
失恋のショックで自殺未遂をし、フーヴァー一家に引き取られている。

しょーーもない家族のすがた。
でも、旅の途中でふりかかるあらゆる困難を乗り越えるたび、どんどん愛すべき家族のすがたに変わってゆく…。
ラスト、ジョンベネちゃんてんこもりの「美少女コンテスト」では、オリーヴは落選してしまったけど(というか「二度と出るな!」と言われてしまう)、心をひとつにしたフーヴァー一家は、「本当の家族の絆」を勝ち取るのだ。
心のすみずみにゆっくりしみわたる感動・珍道ムービー。
なんとアカデミー賞に4部門ノミネート!!

「リトル・ミス・サンシャイン」
「リトル・ミス・サンシャイン」公式HP
by fonda127 | 2007-01-31 14:28 | 映画 ▲Top
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