運命の女  


b0093261_17201838.jpgかつて「危険な情事」で、「全米が震撼した」、危険な男…エイドリアン・ライン監督作品。

ニューヨークの郊外で暮らす専業主婦コニー(ダイアン・レイン)は、ニューヨークで会社を経営している夫エドワード(リチャード・ギア)とひとり息子のチャーリーと3人で平和に暮らしていた。
ある風の強い日(本当にものすごい突風!)、ニューヨークに買い物に出かけたコニーは突風吹きすさぶ中でポール(オリヴィエ・マルティネス)とぶつかりあう。
この瞬間からコニーとコニーの周りの運命の歯車が狂いだす。
フランス語訛りの英語を話す異国情緒漂う魅力的な男ポールとの危険な情事(←エイドリアン用語)に溺れてゆくコニー。

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ただならぬ様子のコニーの変化を感じとった夫のエドワード(コニーさん、不倫ははじめてなのか、かなり脇が甘い)。
そう、夫はバカではないのだ。
奥さんが浮気をしていたら気づくはず。

変化その1
「罪悪感からか夫に記念日でもないのにプレゼントを買ってくる」

変化その2
「急に妻をデートに誘うと“今日はエステなのよ~~”と断られる(そのエステに電話すると予約は入っていない)」

変化その3
「派手なランジェリーや高価な服や靴を揃えだす」

変化その4
「普段聴いたことのないような音楽を流して、ひとり余韻にひたっている」

ひとつでも思い当たるそこのアナタ(夫族)!!
決して他人事ではないのですぞ!!
とそんなこんなで妻に愛人がいることを知ってしまったエドワード。
妻の裏切りを知って、嫉妬と愛の狭間でひとり苦しむエドワード。
そして事態は急展開するのであった…。

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苦悩するギアおじさま


この映画はエロティック・サスペンスと銘打ってあるのだけど、確かにエロティックなんだけど、それよりも人間の、そして人間関係の描き方がうまいなと思った。

どんなにうまくいっている夫婦の間にも落とし穴があること
普段普通に生活しているはずの人の心には少なからず「隙間」があること
引き返そうとしても、もう戻れない岐路が存在していること

エイドリアン監督はごく普通の夫婦を描き、そしてごく普通の夫婦の転落を描いた。
さすがエイドリアン監督だ。
だてにうさぎを茹でていたわけではない(「危険な情事」より抜粋)。

(電車の中でコニーが愛人との情事のことを思い出して、ひとりほくそえむシーンがあるのだけど、本当にうまい。
顔を真っ赤にしながら、甘美な余韻と罪悪感の中で揺れる心を見事に演じている。
一見の価値あり。)

「運命の女」
「運命の女」公式HP
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by fonda127 | 2007-01-08 18:36 | 映画 ▲Top
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