バタリアン4  


b0093261_2391337.jpg私が最初にレンタルビデオ屋でレンタルした映画は『バタリアン』だった(なぜ!?)
当時はまだ1本のレンタル代が1000円くらいだったり、ベータがあったり…。
小学生だった私はまだ映画の字幕という文化に慣れておらず、おまけにこの『バタリアン』はおどろおどろしい書体(手書きか??)の字幕で、余計に怖さ倍増!!
毛布にくるまって、指のすき間から観たものだ。
(ちなみにテレビで観た『バタリアン』の吹替えはサイコーだ!!)

そこから私の『バタリアン』人生、大きく言えば『ゾンビ』人生は幕を開けたのだった…(オマエはゾンビか)。

まず世界の三大ゾンビシリーズのおさらいだ。
●ジョージ・A・ロメロ監督の『リビングデッド』シリーズ
●サム・ライミ監督の『死霊のはらわた』シリーズ
●そしてこの『バタリアン』シリーズ

『バタリアン』(85年)、『バタリアン2』(87年)、『バタリアン・リターンズ』(93年)、そして2005年…13年の時を経て『バタリアン4』。
世間の人々はもはや『バタリアン』という言葉でさえ忘れていただろう。
『バタリアン』シリーズは、その他のゾンビ映画と比べるとコメディ色が強いことでも有名だ(『死霊のはらわた』シリーズも2以降はなんともいえないコメディだけど)。

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『バタリアン』シリーズの基本は、

1、毒ガスによって死体が生き還り、ゾンビとなる
2、ゾンビ曰く、死んでいるということはものすごい苦痛らしく、でも生きた脳味噌を食べるとその苦痛が和らぐ、という設定
3、ゾンビの口から出る言葉は主に「脳味噌を~~」
4、ゾンビだけど、走ることもできるし、知恵もある(最近のロメロゾンビにも見られる傾向→私はちょっと不服)
5、そこはかとないユーモアを忘れずに
6、最後は軍任せで、ドカーンと核爆発
この6点が『バタリアン』シリーズの根底に流れている。そしてこれからも受け継がれていくであろう。

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さて、『バタリアン4』の感想を…
映画冒頭でロシアのチェルノブイリでロケを行うという、映画史上まれに見るものすごいロケをしている…にもかかわらず、なにひとつこの映画では生かされていない。
さすがだ…この台無しさかげんがB級ホラー映画たるもの!!

ゾンビを生物兵器化して世界征服をたくらむおじさん(なんとピーター・コヨーテ!)がまず登場。
こういうキャラクターが必ず出てくる、というのもゾンビ映画の基本中の基本だ。
そしてそれに巻き込まれる高校生たちの青春ドラマっぽいところもプラス。
なかなか土台がキッチリしているので、「なんでそ~~なるの!!」と鉄拳を入れる箇所も少なく、B級ラインすれすれで物語は進行。
ハイブラテック社(おじさんが運営する会社)に、実験台として友達が収容されてしまい、高校生たちは立ち上がる。
そこにはたくさんのゾンビたちが収容されていた。
少しの武器と少しの勇気で高校生たちはゾンビに立ち向かうが…。

『バタリアン4』、世間では酷評されているが、意外や意外、なかなかおもしろかったのでホクホク気分。
初代『バタリアン』は私にとっては神なので、あまり期待しすぎなかったのが良かったのかも。
まあ多くのゾンビファンには納得のいかない映画かもしれないけど。
建物の中という閉塞感と、どこからゾンビが出てくるのかというドキドキ感…このへんの合格ラインは超えているのではないだろうか。
それにしても主人公(高校生の男の子)の両親が生物兵器化してしまったのだけど、これがなんとも弱くて儚い。
あんなお父さんとお母さんは見たくない!!しかも弱い!!…心中お察しします。

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『バタリアン4』と同時進行して制作されたという『バタリアン5』では、なんと伝説のタールマン(カセットテープのテープを体中に巻き付けたようなゾンビ)が復活するらしい。
『バタリアン4』の続編で、大学生となった若者たちをまたまたゾンビが襲撃…という。
お久しぶりのタールマンの口から発する「脳味噌を~~」を早く聞きたいぞ(タールマンは意外に弱いので、そのへんどうなっているかも気になる)!

「バタリアン4」
「バタリアン4」公式HP
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by fonda127 | 2006-11-06 00:03 | 映画(ホラー・ゾンビ) ▲Top
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