アキ・カウリスマキの世界  




↑「浮き雲」



↑「Nuvole in viaggio」

最近アキ・カウリスマキの世界に強くひかれてます。
まあ、今に始まったことではないのですが・・・(「過去のない男」を見て以来なんだか気になる)。
「過去のない男」「街のあかり」と2作品しか見たことないのですが、
ディスカスでなかなか「トータル カウリスマキ」シリーズを借りることができません。
在庫が少ない上、人気です。
「浮き雲」「マッチ工場の少女」など見たいものいっぱいです。

アキ・カウリスマキの作る世界って独特ですよね。
出てくる登場人物が揃いも揃ってみなさん無表情。
淡々と生きている姿の中にそれぞれがそれぞれに希望をわずかながら抱いている。
とにかく煙草を吸うシーンが多い。
みなさん踵を返すのが早い。
わんこがかわいい。
部屋の色彩がキレイ。
紙芝居のようにシーンごとに暗転する。
音楽が絶妙。
日本の昭和を思い出す。
・・・まだ2作品しか見ていないのでこれくらいしか特徴が言えないのですが、
この作風は見ててグっとくるものがあります。

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「街のあかり」の主人公コイスティネンの寂しさ、孤独は、おかしいくらい物悲しい。
秒速で恋に落ちるくらい寂しくて、
女を裏切ることがないことを見透かされるくらい寂しくて、
踏みにじられても、踏みにじられても、
気づかないフリをするしかないくらい寂しい。

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コイスティネンをそっと見守るソーセージ屋さんアイネの存在だけが、
お店のあかりのようにあたたかく、そっとコイスティネンを照らしてる。
でもコイスティネンはそのあかりに気づかない。
悲しい・・・でもどこかおかしいコイスティネン。
負けるな、コイスティネン!!

なかなか人とうまくコミュニケーションがとれず、孤立してたコイスティネンだけど、
刑務所では仲間たちと談笑をしてた。
ああ、ここではうまく人間関係を築いているんだな、仲間ができたんだな、と思うとほっとすると同時に悲しくなってきた。

アキ・カウリスマキの世界、クセになります。


あのソーセージ屋さんは謎だ・・・。
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by fonda127 | 2009-03-10 00:16 | 映画 ▲Top
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